研修医・学生の皆さんへ

教室員

吉村 豪兼吉村 豪兼

吉村 豪兼よしむら ひでかね2007年 信州大学卒

私が入局を決めたのは耳鼻咽喉科という学問や手術手技に惹かれた、という訳ではありません。ただ臨床実習でみた信州大学耳鼻咽喉科のアクティビティや雰囲気の良さに純粋に惹かれ、「耳鼻咽喉科を究めたい」ではなく、「信州大学耳鼻咽喉科で先輩医師達と働きたい」と思ったのがきっかけです。入局後は後期研修だけでなく、基礎研究をする時期が医師には必要というアドバイスもあり、入局1年目より社会人大学院生にもなりました。先輩方のご指導のおかげで、入局4・5年目に「医学博士」「耳鼻咽喉科専門医」を取得しました。もともと研究には全く興味がなく、手術さえできればいい、と思っていた私でしたが、臨床から学べる「医療」だけでなく、研究を通して「医学」として耳鼻咽喉科に向き合う楽しさの虜になり、留学を希望しました。8年目に渡米し、2年8ヶ月の間、大学院のテーマであった「遺伝性難聴の診断」の延長である「遺伝性難聴の遺伝子治療」につき研究しました。帰国後もその情熱は冷めることがなく、日々臨床と研究に励んでいます。臨床においても自ら行った中耳手術や人工聴覚器できこえを取り戻した患者さんの喜びをみる度に、たまらない気持ちになります。
耳鼻咽喉科に限らず、どの分野もクリニカルクラークシップや初期研修の短い期間で本当の魅力が分かるはずがありません。私は「一緒に働く」ということは「一緒に生きる」ということだと思います。耳鼻咽喉科に少しでも興味のある学生、研究生の先生、ぜひ当科を見に来てください。勢いでこの医局を選んだ私ですが、その決断を後悔したことはただの一度もありません。お待ちしております!

品川 潤品川 潤

品川 潤しながわ じゅん2013年 信州大学卒

学生時代に初めて人工内耳というものを知りました.“聞こえなくなった患者さんが音を取り戻す魔法のような手術”と説明を受けましたが,正直言って半信半疑でした.人工内耳は植込み後に2~3週間の期間を置いてからスイッチオンする「音入れ」という作業があります.私はその音入れに立ち会わせていただき,その様子を見学していました.傍から見ていても患者さんの緊張が伝わってきます.「本当に聞こえるようになるのかな…全然聞こえなかったらどうしよう…」そんな心の声が聞こえてくるようです.言語聴覚士さんが「では,スイッチオンしますね」と言いパソコンのキーを叩いた瞬間,患者さんが大きく目を見開き,そしてすぐにまた目を閉じ,そっと言いました.

「先生,聞こえます.嘘…夢みたい」

私はその姿から目を離すことができませんでした.頭を強く殴られ,心を大きく揺さぶられるような,そんな衝撃でした.その衝撃の余韻に酔っている私に,隣にいた教授がそっと声をかけてくれました.「いいかい,命を助けることだけが医者の仕事じゃない.耳鼻科医は患者さんの第二の人生を作ってあげられるんだ」この言葉を聞いて,私の耳鼻科医としての人生は決まりました.『ここで働きたい…』 私は自分のサブスペシャリティとして耳を選択しまだ日は浅いですが,患者さんの第二の人生をつくるお手伝いができたらと思い,日々診療に励んでいます.
一度失われた患者さんの人生を取り戻す医療,あなたも一緒にやってみませんか?

春日 麻里子春日 麻里子

春日 麻里子かすが まりこ2018年 藤田医科大学卒

私は他大学出身ですが地元の長野県で研修し、2020年に信州大学耳鼻科へ入局しました。幼少期から耳鼻科でお世話になることが多かったので、学生時代よりただ漠然と将来の診療科として耳鼻科を考えていました。初期研修2年目に信州大学の耳鼻科で研修し、疾患の多さや専門性の高さ、対象患者さんの年齢層の幅広さ、手技や手術の種類が豊富な点などに魅了されました。
また信州大学の耳鼻科は、耳鼻科医として誇りを持って働く志の高い先生方が多く、よりよい医療を提供するために勉強・研究を重ね、努力を怠らずに切磋琢磨する医局の雰囲気にも惹かれ耳鼻科への入局を決めました。現在は日々、仲間達から刺激を貰いながら、毎日楽しく仕事に励んでいます。耳鼻科は若手から執刀医になれる手術も多く、少しずつできることが増えていくことに喜びを感じています。
まだまだ勉強中の身ですが、女性耳鼻科医として誇りを持ち働いていきたいと思っています。耳鼻科に少しでも興味を持ってくださった方はぜひ気軽に見学や研修におこしください。一緒に働ける仲間をお待ちしております!